【寿し寅】大阪:桜川

PAPUA

2023年01月16日 17:58



【寿し寅】




◆2022年11月30日(水)

長い歴史が閉ざされて閉店されました。
大阪を代表する百年フードがまた一つ無くなりました。




◆2020年10月7日 (水)

 結局、東花園から、長田の得意先に入る頃に住吉区の得意先から呼ばれて大阪市内に戻り、14時30分に桜川に。
ふと思い出して、寿し寅に電話を入れてみる。通し営業なんでOK。
 店に入ると誰も居ない。暫くして大将が奥から出て来たので、直ぐに大阪寿し(箱寿し)を注文。
ついでに「茶碗蒸しはどれくらいで出来ますか?」と大将に聞くと
「そやな、いまやったら15分位かな?」
「それ、行っときます。」



 白木のテーブルは何やらホッとします。開店当時は堀江で店をやっていたと言う。
その頃は今の心斎橋や難波付近よりも、賑やかやったんやろな。
 南海高野線が桜川の西側にある汐見橋から起発されていた頃のなりわいが彷彿されます。







 箸袋には創業八十年とあるが、この箸袋は昭和の時代で40年前に作られたものであり、
既に115年前の明治時代から始まり、大阪蒸し寿しの元祖と言われています。





 茶碗蒸しも少し小ぶりな丼くらいあります。
以前、道頓堀今井の大将と「小田巻蒸し」の話をした時に、今や道具屋筋にも無くなった器がコレくらいの大きさだったかも?
しかも、こちらの丼も内蓋でした。

 鯛、海老、穴子のそれぞれの押し寿しは目の前で作られましたが、やはり、ボリュームもあり楽しいランチとなりました。
茶碗蒸しも具材がたっぷりで、台風の夜長にゆっくりと思い出して見ようかな?
関西の寿しの歴史もかなり面白いです。
週末は、関西望麺会のご案内と、寿しの歴史を再度まとめて見るかな?台風来るなら来てみろ❣️




【寿し寅】
大阪府大阪市浪速区桜川2-3-1
11:00~20:00
定休日:日曜・祝日
1905年(明治38年)に創業。



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