PAPUAのぶらり関西発見伝４

「たぬき中華」
「なつかしい味わいで賄いをみんなが喜んで食べてくれます。」
　播州生まれの橘店主がおっしゃるには、姫路駅の「えきそば」が￥90の時代から
食べていた、言わば「ソウルフード」となるのでしょう。


カドヤ食堂の「手もみ魚介そば」の魚介100％スープに、新登場の26番切り歯を使った細麺。
散らばった揚げ玉が、何となく斬新的。シンプルな美味さにホッとするひと時。
しかも、「霧島高原・黒豚」のチャーシューが抜群。
お店では置いてない「一味唐辛子」を入れると味わいが更にシャープになります。
「この夏から、ひょっとしたら関西でも流行るかもしれませんね。」
と、なつかしい播州の思い出と一緒に伝えてくれました。
明日、某所で販売された後、８月から正規メニューとして加わる予定らしいです。


「市販の天カスの魅力」と言えば、酸化しにくい事。
遠心分離機を利用して脂分をほとんど上手く抜いているので夏場でも酸化腐敗が少なく、
味わいが変わらない上安価となります。
柔らかいながらカリッとしたサクサクの食感も残せます。

「たぬき中華」は主に秋田県、山形県の東北地方で盛んです。
青森県弘前市の「三忠食堂本店」や宮城県仙台市の「大盛庵」でも
「たぬき中華」のメニューを確認しました。


秋田経済新聞では三郷町の「たぬきそばの様な中華そば」を
「たぬ中」として紹介しています。
http://akita.keizai.biz/photoflash/321/

※「たぬき中華」は「天中華」の仲間です。
「天中華辞典」をご参照ください。
http://blog.zaq.ne.jp/papua3/article/42/