2014年09月28日
【幻の五新鉄道を行くボンネットバス】


奈良交通の特別企画にてボンネットバス(昭和41年製いすゞBXD30型)を使用して
五新鉄道の一部であるバス専用道を運行しました。
現在、このバス専用道を運行する路線は、現在1日数便運行しておりますが、本年9月末日で廃止されます。
「幻の五新鉄道」は奈良県五條市と和歌山県新宮市を結ぶ夢の鉄道として、
昭和12年に着工されましたが、太平洋戦争の始まりとともに、資材不足で工事が中断されました。
その後、工事は再開されたものの、昭和34年阪本線のうち、五條~城戸間が完成。
昭和40年当該区間をバス専用路線として運行開始。城戸から先も工事が進められたが、
経済情勢により昭和57年に工事は完全にストップしました。
鉄道の運行を夢みたトンネルや橋脚は、当時のままの姿を保ち、五條市内の山中に静かに佇んでいます。
今日は、彼岸花の咲き乱れる秋晴れの中ボンネットバスに揺られながら、楽しい一日を過ごしました。





五條バスセンターにボンネットバスがやって来ました。



一般道からバス専用道路に入ります。
これが五新鉄道の計画道であり、幻でありながら、夢の計画路線に何やら映画のロケに入った気分でした。
ボンネットバスを撮影しようとするギャラリーも沢山迎えてくれました。







わがままツアーにて、途中でバスを降ります。





急な坂道を登って、思い出の秋とボンネットバスを映しました。




それでは、ボンネットバスの中の様子も見てみましょう。






新宅運転手さんありがとうございました。
ボンネットバスには、シートベルトの装置はありません。治外法権ですね(笑)。














城戸バス停が終点です。
さあ、戻りましょう!







ダイナミックなトンネルを抜けるシーンです。

まるで、トトロが待ってそうな停留所。







幻の踏み切りを越えます。


「たなかの柿の葉すし」
でお土産を買いながら試食。

山田さん、お疲れ様でした〜!

新宅運転手、中森車掌、ボン爺さん
ありがとうございました。






乗り換えた奈良交通のバスで、急峻な山道を登り、「ばあく」でランチをいただきました。燻製ハムやソーセージが美味いです。











天然醸造「片上醤油」を見学。
片上さん、お久しぶりです。
また、無鉄砲に行きましょう(^-^)/


テラス席でアイスクリーム!

ポニーがいました。






バスの中で、こってりーぬさん主演の
「完全人工型野菜工場に掛ける青春!」
と言うNHK番組のビデオで予習してから
最後に奈良交通第二ビルにある
「まほろば水耕園」を見学。
お土産の野菜をゲットしました。
みなさま、お疲れ様でした〜!

9月29日の夕方、関西テレビ【ニュースアンカー】にて特集があります。
さよなら一本道のバス、山里を支えた歴史に幕。
16:48〜18:59

最終日の五条バスセンターは大変な賑わいだった様です。
(写真:奈良交通 境さん撮影)
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